金環食の眼視

ここで書いても、どれだけ注意喚起できるか。

5月21日朝、東京で7時30分あたりから金環食があります。
ここで気をつけたいのが、観測、観望時の目の保護。一般に、


太陽の明るさ:−27等級
満月の明るさ:−13等級


と言われています。14等級の差があります。明るさを表す「等級」は5段階で100倍変わります。14等級の差は明るさは約40万倍の差


ちなみに満月を望遠鏡で見る場合は「ムーングラス」という専用の危惧を望遠鏡に取り付けて見ます。満月でもそれくらい眩しいわけです。


金環食は通常の太陽の3%〜5%の明るさになります。仮に1%として1/100なのですが、−22等級。それでも満月の4000倍は眩しいことになります。実際は1万倍以上でしょう。


金環食は太陽が暗くなるから、望遠鏡で見てもいい。なんて考えると大変なことになります。絶対にやめてください。


「肉眼で金環食を見る場合も日食用のサングラスをつけましょう。」


と、いろいろなサイト、報道で(サングラスを売らんがためにの商法もあるのでしょうけど)注意喚起されています。ましてや、望遠鏡、双眼鏡などで直視することは危険です。確実に目に障害が起きると考えたほうが良いです。


今回、北関東から九州南部まで広い地域で金環食が見られます。一説によると8000万人が見るとのこと。肉眼で見る場合は、くれぐれもサングラスをお忘れなく。また望遠鏡、双眼鏡は専用のサングラスを取り付けること。これがない場合は「使わない」こと。気をつけましょう。


Twitterでも拡散したほうがいいのかな。